自治体の中には蔓延防止法を解除し、経済の立て直しに移行したところも出てきま
したが、あくまで、基本的生活に支障のない範囲を確保する為であり、コロナ発症以前
と同じような自由度までは、もう少し様子を見ながらの対応になると思われます。
私たちの分水嶺トレイルは、東京、埼玉、山梨、長野と4都県をまたぐ「秩父・多摩・甲斐
国立公園」の中で行います。
分水嶺トレイルの開催に当たり、いろんな自治体や監督官庁に申請書をだしていま
すが、コロナ禍の折、難色を示す自治体もあり、築いてきた関係が揺らぎます。
参加者の人数が多く、万が一参加者にコロナ発症となりますと、運営委員会は対応の
すべがありません。
24時間緊急時に山小屋を使う事も、コロナ禍の中で大きなネックとなります。
3年前、雁坂峠大雨の夜、低体温症の人が20~30人出まして、雁坂小屋の土間に、
ストーブを焚いていただき、無事、土間で震えていた参加者も、朝には何とか出発で
き、事なきを得ました。
今回、コロナ禍でトラブルが起きれば、山小屋に対し、無理なお願いはできないと思
っています。
スタート地点もフィニッシュ地点も同じことが言えます。
以上のような主だった理由で、2022年7月の分水嶺トレイルを中止とし、2023年7月に
開催する事を考えております。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
2022年4月8日 分水嶺トレイル運営委員 武田
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